【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
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[saga]
2019/09/03(火) 22:30:50.61 ID:jHir5TOjo
隣に立つ友奈の優しく、力のある声に樹は目を向ける
最終決戦と呼ぶべき過去最大の敵を前にしての笑顔は、
勇者となっているときの桃色の髪も相極まって、追い続けている先輩のようで
樹は、思わず笑みを浮かべる
樹「そうですね。きっと、久遠先輩も同じようなこと言うと思います」
千景「久遠さんなら、どう言うかしら」
無欲がヒーローの条件だと言うのなら、私は悪役で良い
もしかしたら、あっけらかんとそんなことを言いながら、満面の笑みを浮かべてくるかもしれない
そしてきっと、「私は大赦に嫌われてるし」なんて、皮肉をぼやくのだ
風「ありえる」
球子「なんだなんだ何の話してるんだ?」
夏凜「不真面目な話でしょ。どうせ」
気を引き締めてかかるべきこの場面で、この気軽さ
けれど、各々に責任を感じていて、重みを感じていて
だからこそ、隣り合う勇者達との、勇者部らしい他愛のなさを欲しているのだろう
それを思い、本来ならば自分の前に、あるいは傍らにいたはずの愛すべき勇者をその目に見て
夏凜はいないと分かっていながら、微笑みを向ける
夏凜「ま、なんとかなるでしょ」
軽口一つ、両手にそれぞれ刀を握り
心の内から燃え上がっていきそうな活力を胸に秘めて
夏凜「古今無双、久遠天乃が伴侶――三好夏凜、参る!」
周囲から「ここぞとばかりに」というような笑い交じりの呟きが聞こえたが
夏凜は天の神が最も忌まわしく思っているであろう存在であり、
自分が心に抱く想い人の名を力強く告げ、切っ先を天を覆う存在へと差し向けた
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