【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
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854: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/09/18(水) 22:43:14.27 ID:yybVhOX9o

火の玉を潜り抜け、樹海に着地

背後の爆風を受けて、わずかに足元が揺らぐ

侵略を受け、枯れていく樹海の痛々しさが目に映る

友奈「………」

時間をかければかけるほど

樹海は飲み込まれ、街への被害は大きなものとなっていく

友奈「っ」

歯噛みする

踏み切った足が、樹海を抉る

傷ついているとはいえ、さらに傷つけて行ってしまうことに、友奈は躊躇いを持たない

自分たちの我儘か、世界の命運か

その考えるまでもない天秤を弾き飛ばして、我儘を貫き通すと決めたのだ

友奈「ここじゃない……もっと、もっとっ!」

樹海の形状、天の神動き、降り注ぐ火の玉の流れ

一つとして見逃すことがないように、

ただ、足だけは止まらないようにと動き続ける

左と同時に右を見て、下を見ずに前を向き上を睨む

若葉と友奈を狙う火の玉が、若葉へと傾いていく

樹海に潜る友奈の一方、若葉がその上を駆け抜けていくからだろう

どちらを狙うべきかは明白で

だからこそ、当たり前に風向きは変わる

友奈「ここだっ!」

その僅かな流れを、友奈は掴むと決めた


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