2:名無しNIPPER[saga]
2019/06/19(水) 01:50:13.28 ID:SBa6CTgLO
小日向さんはいつも眠たげ
「……、……」
今は授業中。当然、授業に集中しなきゃならない。特別陰険な担任の授業ならなおさらだ。だってのに、俺はまったく身が入らない。なぜなら、
「……すう、すう」
隣の席の小日向さんが、ずっと居眠りしてるのだ。こっちを向いて、すごいバランスで!
「……えへ、えへふぇ……すぅ」
いや絶対今のクラス中に聞こえただろ。
でも担任のチョークは止まらない。わざとらしい咳払いを繰り返しながら、見て見ぬふりが続けられる。えこひいきなのは明らかだったが、今だけはナイスというべきか。何しろ、天使の寝顔を特等席で見ていられるのだから。
このままずっと続けばいいのだけど……
「……ふへ、ふぁ、あ? は、ひ! お、起きてまひゅ!!」
「……小日向、立ってろ」
その俺の願いは、指される夢でも見たのであろう彼女の突然の覚醒により儚くも散る。
顔を真っ赤にしながら立ち上がる彼女の目が、偶然俺の視線と重なる。
「…………えへへ」
特等席からの一撃は、かろうじて致命傷で済んだ。
撃沈した俺は秒で廊下まで押しやられるのだが、それはまた別の話である。
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