104: ◆GW6ap.sKMVtq[saga]
2019/07/01(月) 23:38:02.04 ID:t12Uxrkc0
風太郎(逃げるように走り出した三玖を追いかける体力は、今の俺にはなかった)
風太郎(夏休みに入ってから俺の運勢は最悪だ)
風太郎(四葉の一件から何かボタンを掛け違えてしまったように、何もかもが上手くいかなくて)
風太郎(少しずつだが、あいつらとの心の距離が開いていくようで)
風太郎「くそっ……どうしてこうなるんだよっ……」
風太郎(俺はふと、ケータイを開いた)
風太郎(勉強にかまけて、開いていないメールボックスには、姉妹からメールがたくさん来ていた)
風太郎(その中には、三玖からのメールもあった)
風太郎(そういや、三玖の奴、同級生の男子と楽しそうにメールしていたな)
風太郎(多分、その男は三玖のことが好きなんだろう。好きだからマメに連絡を取るし、気を引こうと三玖の好きな武田信玄の話題を必死に振る)
風太郎(今の三玖にその男に対する恋愛感情があるとはあまり思わないけど)
風太郎(多分、このままだといつか三玖の心も動いてしまう。そんな予感がする)
風太郎(俺は、三玖とこの夏になるまで何も連絡をしていなかった)
風太郎(俺のことを好きなんだろう、思ってはいたけど、俺自身が三玖とどう向き合えばいいのか分からず、こっちからは何もアプローチをしていなかった)
風太郎(その間に武杉将太郎とかいう馬の骨は三玖にコツコツ接触して、三玖の好きな武将をきっかけに連絡を取り合う仲にまでなったんだ)
風太郎(それはきっと、四葉や二乃に対しても言えるだろう)
風太郎(そうやって、俺は何もせず、その間に彼女たちは……)
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