1: ◆AXtAHkWM6c[saga]
2019/07/06(土) 11:34:44.59 ID:PLmzl1tB0
未接触部族。というものがある。
定義としては、生活に大きな影響を与える接触を行っていない文明、特にいわゆる現代文明、現代社会との接触を行っていない部族のことである。
何をもって現代文明、現代社会を定義づけるかは難しいところがある。未接触文明とされながらも言語の似通った他の部族を仲介する事で間接的に接触していると言える文明も多い。
建前としては彼らは特定国家の領土に住む少数民族、と云う事になるが、国際会議をする事も独立することもない。
一応国際的には彼らには「孤立する権利」があると考えているため、彼らから接触してくるような事がなければ小規模な観察以上の接触を行わない方針をとっている。らしい。
しかし、「ほっといてほしいならならほっといてあげるよ」とは言い切れない事態が出てきた。
人類共通の敵、深海棲艦の出現である。
これら未接触部族が深海棲艦に虐殺されるような事があれば、建前があるとはいえ傍観していた国際社会への非難は免れない。
最悪彼らが深海棲艦を受け入れてしまえばそこが深海棲艦の一大拠点になってしまう、という可能性も否定できない。
しかし、だからと言って強制的に彼らを現代社会の仲間入りさせ、特定国家の保護下に置くことも出来ない。
それは彼らの孤立する権利の侵害であるし、この手の接触をこの21世紀に行うというのはリスクが多すぎる。
彼らは現代人に比べ、免疫が不足(或は大きく異なる)可能性が高いとされている。
積極的な交流を図った部族が、外部の人間から持ち込まれた菌により病気が蔓延してしまう可能性があるのだ。
我々にとっては大したことのない菌が命を脅かす危険性だってある。
しかし、だからと言って傍観する訳にもいかない!深海棲艦の脅威は今も彼等に迫ってきているのだ!
この板挟みの中、国際社会の出した結論は…
「人間じゃないやつに接触させればいいんじゃね!?!?」
という、なんとも乱暴な理論だったっ!
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