電走部
1- 20
6:side I[saga]
2019/08/17(土) 09:11:23.86 ID:839e+VoWO



……
キーンコーンカーンコーン……





「おーい楽満ー。今日オケ」


須磨「わり! 用事! じゃあな!」

しっかし。

木田「どうした急に。部活なんて」

須磨「まあな、見学だけでも」


入学当初、遊ぶ時間が減るからと楽満は部活動をしないつもりのようだった。
進級して2年生となった今に、どうしてまた。
しかもどうして俺まで付き合わされているのだろう。



木田「何部だ」

須磨「でんそーぶ!」

木田「デンソーブ……?」



こいつの奇行、凶行、思い付きからなる蛮行の数々……枚挙に暇がない。
それなりの付き合いになるが、この程度の事であれば軽いものだ。

ところで「デンソーブ」とは聞いた事がないが……いや。


木田「電脳部の間違いか?」

須磨「あー、それよ。それ。その電脳部が、今年度からリニューアルしたっぽいのよね」
須磨「電気が走るって書いて電走部。察したろ?」

木田「電走部……ああ。専門の部活なんか、学校が認可できるものなのか」




今、日本で大流行りのネットゲームがある。
VR社から突如として発信された処女作で、社会現象。
世論・医療機関・教育機関の如何なる反対も、その熱と勢いでねじ伏せた一大ムーブメント。

Virtual Run。

限りなく精巧な電脳空間を、自由に身体を動かし走る。
たったそれだけの内容を、クオリティと販売戦略のみで叩き出し、多くの人を夢中にさせた。


目の前を歩く楽満も、最近始めたらしいプレイヤーのひとりなのである。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
18Res/17.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice