穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
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149:名無しNIPPER[saga]
2019/10/22(火) 21:49:01.65 ID:LDfWCLFZ0

※絵里が帰ってしまった為プレゼントはあげれません


  真姫「…くっ、くふふ…にしてもエリーがあんな風に逃げてくのってちょっと…あっ、ダメ、笑いが…抑えられない」くくくっ


  穂乃果「もう真姫ちゃんってば」

  真姫「だってあのエリーがよ?ふふっ、つい可笑しくって」




 即興で赤毛の魔物娘が此方の意図を察してあそこまでノってくれたのは有難いが少し怖がらせ過ぎたかな、絵里に悪い事したなーっと
逃げ帰った金髪の先輩が向かった先を眺めて穂乃果は申し訳なく思った



  穂乃果(いつかチョコレート付きで謝ってあげよう)




 本物ではないにしろ、あまり良い心地じゃないので、菓子折り付き(?)でも持って行ってあげよう
高坂穂乃果はそう考えて公園を後にした…




 赤焼け空は暗がりを増し、街路灯は電燈を点ける電柱からどこまでも伸びていく電線を根城にしていた鴉の群れはいずこかへ飛び
ふと空を見上げて『この時間帯ってまだ一番星が見えなかったっけ?』と心の中で呟いた



  真姫「この世界では星の出が遅いのかしら…?」ジーッ


 代弁するように隣を歩く赤毛の不死者が同じ感想を漏らした
その発言で気が付いた、『あぁ、自分は結構あっち側に長く居過ぎたんだなぁ』と




  穂乃果「いや、たぶん一番星はもう出てるんだよ…ただ"ここが東京だから見えない"だけだよ」

   真姫「…それは―」チラッ



街路灯『 』チカチカ…
街路灯『 』チカチカ…
街路灯『 』チカチカ…


  真姫「…ははぁ、読めたわ、そういうことね」

  真姫「恋人通り<ラヴァーズ・ストリート>の灯りよりも多そうだしね、この街」


  穂乃果「うん…本当はお空にはたくさんのお星さまが居て夜でもあんなに明るいのに、この時間帯でも星が光ってるってわかるのに」


  真姫「人間の文明が持つ力って奴ね、"夜空の星々"よりも"地表の星々"の方が圧倒的に眩しいと」



  真姫「皮肉なものね、……穂乃果からしたら私達が使う『<アーツ>』は魔法や超能力なんでしょうけど」

  真姫「私達の視点で言うなら、『<アーツ>』に頼らず空の星さえ消せる貴女達人間の方がよっぽど魔法使いに見えるわ」


  穂乃果「そう、かな…」

  真姫「そうよ、私達の感覚で言えば、自分達が元から持ってる力を使う…
             自分の身体に手がついてるから手を使って鉛筆を持ちましたよって言ってるのと変わらないんだから」


  真姫「…まぁ、色んな意味でこういうのを直に見れるっていうのは私にとって貴重な体験ね」




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