穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
340:名無しNIPPER[saga]
2019/11/17(日) 21:27:13.08 ID:FwisgZtE0
チーズケーキをことりに渡す



  穂乃果「はい、ことりちゃん」スッ

  ことり「えっ!!ご馳走にまでなったのにお土産まで良いの!?」


 綺麗な白い紙箱の中には彼女の好物が入っている、ふんわり蕩ける甘さのチーズケーキ

 冷蔵庫に閉まってある妹のとっておきを知らずに食べてしまうことは穂乃果自身よくあった
その詫びという訳ではないが抹茶ババロアを購入して、それと同じくして日頃の感謝も込めて隣を歩く親愛なる友人に1つ
満点の笑みで手渡したのが蕩ける甘さのソレであった



  穂乃果「いつもことりちゃんには頑張ってもらってるでしょ?私はその…お裁縫とか下手だし」ポリポリ



 小中学生時代の家庭科で創った縫物の悲惨さがふと脳裏に過る、縫い目が滅茶苦茶でよく解れたり
海未や目の前の彼女に幾度となく間違いを指摘してもらったことか
 センスも周囲と比べれば独特であった、新しい衣装の提案でフラダンス風だったり
ハロウィンの時期に一時期迷走してデスメタルチックな方向性だったり………まぁまぁぶっ飛んでた



  穂乃果「海未ちゃんみたいに語彙力があるワケじゃないから作詞だってそう上手くない」

  穂乃果「真姫ちゃんみたくピアノだって弾けない、かといって花陽ちゃんにこちゃんみたいな知識や流行の考え方も分からない」


  穂乃果「できるのって言ったらさ、こんなことくらいだから」



 たはは、と力なく困った様に笑う幼馴染を見て、ことりは「そんなことはない」と言いたかった
どんなに才能があっても、どれだけの長所、優れた能力を培ったとしても、それを見つけてくれる人がいなければ意味など無いのだ





喩えるならば、それはそう―――夜空に浮かんだ星の一粒だ



 星は無数にあって、そのどれもこれもが地球から離れた位置で光っている

 どれも同じに見えるが実際には光の強さは全部強弱が違う、弱い輝きでありながらも近いから見える星
本当は何よりも強く光っているのに、遠すぎるからちっぽけに見える星



 人間と同じだ、どれだけ優秀であろうとたった1人の天才が100万人の普通の人混みの渦中で埋もれたら
誰にも気づいて貰えない、その芽が世に出る事さえないのだ




 取柄が無いなんて言うがそんなことはない、寧ろ9人の中で一番"鼻が利く"のだ
当人が全く気が付いてないだけで無自覚に原石を掘り当てていて
更に言えば当人自身も何をすれば前に進めるのか直感レベルで理解できてる




   ことり「私は、そうは思わないよ」

   ことり「穂乃果ちゃんには穂乃果ちゃんだけが持ってる良さがあるんから」


   穂乃果「そうかな?」


   ことり「…どうしても自信がない?」

   ことり「だったら…」ゴソゴソ


   ことり「これを受け取って!」




<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
1002Res/1121.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice