穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
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731:名無しNIPPER[saga]
2020/01/04(土) 21:26:04.38 ID:D/Whh0aq0



▽嵐のように突然に…、起きることは無かった







        花陽「今までこの世界でずーっと生きてきて、一度も考えた事が無かった」




         花陽「『自分は何のために拳を振るんだろう』って」


              幻影の妖鬼「…」



     花陽「そりゃあ勿論こんな世界だからこそ自衛のためにとか、必要最低限には戦う術は必要だって分かるよ?私個人としては嫌ですけど」

     花陽「誰かを傷つけたら、相手だって当然殴られるんだから"痛い"、同じくらい殴った方も手がジンジンして痛くなるもの」


     花陽「物理的にも精神的にも、ね」






     花陽「そんな私だから真姫ちゃんみたいな如何にも魔法使いって感じの攻撃の『<アーツ>』も、希ちゃんみたいな陣術も使えない」

     花陽「回復術だけの子になったのかもしれないって」


     花陽「でもね、そんな私でもこの旅をしてるうちにそれ以外にも石礫を飛ばしたり、壁を作ったり今までできなかった事も少しずつ増えていった」










  花陽「その時、こうだったら、あんなことができていたら…自分にそんな力があったなら、それなら大切な人が傷つかずに済んだじゃんないかって」

  花陽「ずっと悩んだり後悔したことだってたくさんあったの!!」





  穂乃果「…」




   花陽「"今の私"は、少しずつだけど"昔の私"よりも自分以外の何かの為に必要な物を欲しいって心底思ってる」

   花陽「私が他のみんなと違って拳だけを使ってきたのは、小さい頃から武器を持とうとしなかったのは…戦い自体が怖かった、逃げたかった」


   花陽「剣や槍を持つのも嫌で、戦いが始まれば一目散に逃げて怪我をしたら痛いのが嫌だからすぐに癒しの術で治して」



   花陽「だから戦う力が伸びなかった…」




   幻影の妖鬼「それで今は?」


   花陽「今だってね?そうだよ、他の皆に追いつける程に伸びてはいない…肩を並べてるって言ってもそれは恋人通りで見つけた道具のおかげ」

   花陽「私自身の力そのものじゃない」



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