【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十輪目】
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119: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/10/16(水) 22:38:39.67 ID:+jDASqwPo

つい、数時間ほど前までは自分が見舞われる側だった

なのに、半日も経たずに立場が入れ替わってしまったのは、

少し、嫌な気分になる

任せて欲しいと、友奈たちは言った

任せると、天乃は言った

だとしても、ここまで傷だらけで帰ってこられると

感謝の言葉よりも、後悔が先に出てきてしまいそうになる

でも、生きていてくれたのだ

勇者の切り札である満開を、逃げるためだけに使うという暴挙とも取れる手段を用いながら

生き延びることを、選択してくれたのだから

後悔するのは間違いだろうと、天乃は悔やみの滲む笑みを携えて、友奈を見つめる

天乃「……けほっけほっ」

友奈「…………」

天乃「重傷なのは、間違いなく友奈なのにね」

口を押えた右手が、赤くなっていく

ぽたりぽたりと、また、装束が血塗られて

天乃は困ったように、友奈から離れる

天乃「こんなところ、見せられないからもう行くわね。ちゃんと、休むのよ?」

九尾に聞かれたら主様が言うな。とでも言われそうだ

危うい足取りで出口まで向かった天乃は、引き戸を軽く引いて手放すと

九尾を呼んで、身を委ねた


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