【安価】ローラ「リリウム魔法学校へ! 3人チームを組もう!」【百合】
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559: ◆ZOSRNJGVq.[saga]
2020/02/25(火) 22:21:21.50 ID:tj0qzy9ao
「ナナ……もっと……」

この程度では足りない。もっともっとーー。

「……ぐすっ」

「な、ナナ? どうして泣いてるの……?」

なぜか目の前の彼女は泣いていた。
ポロポロと溢れる涙がシーツを濡らしていく。
とにかく泣き止んでほしくて、頭を撫でてあげる。
しばし泣き続けていたナナだったが、やがて涙が止まるとボソボソと話し始めた。

「明日……万が一にもウィンさんが死ぬかもって考えると怖くて……」

要するに、この彼女は不安でいたたまれなくなってしまったらしい。
いつもは強気にボクを攻めるのに、やっぱり年相応に不安になることもあるようだ。

「ナナ、泣かなくていいよ」

それなら言ってあげることは決まっている。

「ボクは死なないからさ。約束するよ」

できる限り優しく伝える。どうか少しでも彼女が安心するように。

「ウィンさん……でも……」

ナナは一瞬ふわっと笑顔を見せたが、すぐに落ち込んだ表情へと逆戻りしてしまった。
言葉では説得は無理かもしれない。なら次は……。

「じゃあ……安心できるまで魔力を注いでほしいな」

「安心できるまで……?」

「うん。これだけ魔力あれば大丈夫って思えるまで、どんどん注いでよ」

言葉ではなく行動で示すしかない。

「……分かりました。精一杯注ぎます」

「うん、お願い」

かくして、ボクとナナの二回戦が始まった。


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