男「安価でモンスター娘のハーレムを作る」スライム娘「その2です」スララ「に!」
1- 20
79:あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW[saga]
2020/01/09(木) 15:30:39.99 ID:MVbOYNKP0


狐子「すぴー……………すぴっ………………」スャア…………

狐娘「良かった……………」ホッ…………

虎娘「寝たわね………………」ヒソヒソ………

男「すいません魔王様……………」ヒソヒソ………

魔王「まあ、子供だからな……………仕方がない。ワシも、無理に呼んですまなかった…………」ヒソヒソ………

男「…………………ところで、魔王様。あの手紙について………………」ヒソヒソ………

魔王「…………………………ああ。今日は、ココハとハチカの二人に話があってな…………」ヒソヒソ………

虎娘「それって…………なんなのかしら……………?」ヒソヒソ………

魔王「………………実は、だな………………………」

魔王「……………………ようやく、この世界と、ココハとハチカの世界との繋がりを見つける事が出来た」

狐娘「えっ…………!」

虎娘「そ、それって……………!」

狐子「ん……………ぅー…………………」

狐娘「あ……………! …………………ご、ごめんねー…………」ユラユラ…………

虎娘「………………で……………その話。詳しく聞かせてくれるかしら…………?」ヒソヒソ…………

(面倒くさくなったから以下ヒソヒソ省略。実際は小声という体で)

魔王「ああ。二人の世界とこちらの世界を繋げる扉を探すに当たって、幾つか目星を付けていた場所はあった」

虎娘「それは………私がいた雪山と、ココハがいた紅葉の森の事かしら」

魔王「うむ。その二カ所が一番何かが見つかる可能性が高いと思い、捜索をしていた。ココハが召還されたあの赤い森は、やはり元凶である石碑が壊された為か特に結界などの特別な力も働いておらず、何も見つからなかった。……………しかし、ハチカが召還されたというあの雪山には、まだうっすらと結界が張られていた」

男「私たちが行ったときには気づきませんでした」

魔王「本当に残り香のような薄さだったから、気づかなくても無理は無いだろう。そして、その結界の中心を探していた所…………とうとう、男が壊した石碑と同じような物を掘り当てる事が出来た」

狐娘「同じ、物…………!」

虎娘「じゃあ、私もココハと同じ方法で召還されたって事……………? あのまま男が来なかったら、私、石碑に食べられてた…………………?」ゾクッ…………!

魔王「いや、それは無かっただろう。雪山にあった石碑は、赤い森にあった物よりも数倍も年期の入った物だった。綺麗ではあるが、数百年の時の中で魂を喰らう力が無くなってしまったのだろうな。しかし、魂を喰らい魔力を維持する力は失っても、僅かに残った魔力でまだ一部の機能は動いていた…………それが、残り香のように薄く張られていた結界と、ハチカをこの世界に召還したという『ゲート』の機能だった」

男「それを通じて、ココハとハチカの世界…………地球に行ける、と? しかし、あれはあくまで召還する装置であって、こちらからあちらに移動できるような物では………………」

魔力「もちろん、仄かに魔力の残り香を帯びている石碑だけでは世界の壁を越えた転移など出来ん。しかし…………お前は持っているだろう? 世界有数の魔力を」

男「……………魔力を大量に使い、召還とは逆のメカニズムで起動させれば……………」

魔王「うむ…………………あるいは、な。しかし、リスクしかないのだ。まず正常に起動するかどうかも分からないし、戻って来れるかどうかも分からない。だから、はっきり言って勧めはせん」

狐娘「それは………………」

虎娘「確かに、危険ね………………」

男「………………………いえ、やってみましょう」

魔王「…………………よし。石碑は移動しても問題が無さそうだったから、魔王城の裏庭に置いてある。……………見てみてくれ」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
557Res/725.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice