【安価】女探偵「奇々怪々な事件ならおまかせあれ」
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79: ◆VewnKbCuMWTD[saga]
2020/03/06(金) 18:59:32.67 ID:UQLLMWJWO
奈月「ッ……!」


奈月が弾かれたように顔を背けると、突き出された男の腕が空を切った。

その先端は、指先が溶けて鋭い刃を形成していた。明確な殺意のある形状に、奈月は血の気が引いた。

人面の裏に隠れた目玉がギョロギョロと蠢く。直感による奈月の速すぎる回避に驚いているようだった。

周りの通行人たちがざわつき始める。中にはスマホを取り出す輩もいた。

事態が良くない方向に進んでいることに奈月は冷や汗をかいた。とはいえ、今さらこの場を逃げるわけにもいかない。


奈月「ちょっと、こんな人目のつくところでおっぱじめる気!?」

ドッペル「構わない。容姿などいくらでも擬態できる。お前さえ排除できればな!」

奈月「このっ……!」


男の腕が鞭のようにしなり、奈月に振るわれた。

奈月は横に転がるようにして上体を下げ、それをかいくぐる。

もはや人体の構造を逸脱したその腕は、半径数メートル以内の通行人たちを薙ぎ払い、向かいの街灯の柱を切断した。

夜の街に悲鳴が上がる。事態を静観していた通行人たちが一斉に逃げ出した。

男は逃げていく人たちには一切目もくれなかった。その異形の目玉には、奈月しか映っていない。


奈月(私以外には興味なしってか……他の人を襲うつもりはないってのは助かるな。まあ、私がヤバいことに変わりはないんだけど)

奈月「はぁ、はぁ……ちょっと落ち着いてよ。私はあなたに危害を加えたいわけじゃない」

奈月「ただ、あなたが別の誰かの姿で好き勝手すると迷惑になる人がいるの。だから、そういうことを控えてほしいだけ」

ドッペル「……」

奈月「あなた、男の人と、その、そういうこととかしてるって聞いたけど、なんで? ていうかあなたって女なの? 性別ある?」

ドッペル「……この星の支配種の生態について興味があった。雄との生殖行為を行ったのは単なる研究目的だ」

奈月「え、研究目的でそういうことできるの……? うへー、なんというか、真面目なんだね」

ドッペル「……お前は何だ? 私たちのことを知っているのか? 私の擬態はヒトの五感では見破れないはずだ」

奈月「私をそこらの人と一緒にしないでよね! 私にはとってもすごい第六感があるんだから!」

ドッペル「第六感……? 無意識化における経験則を用いたパターン推論か……私の擬態でも人間の挙動を忠実に再現できているわけではないのか?」

奈月(そういうのじゃないんだけど……なんだかめんどくさい話になりそうだからいいや)

奈月「とにかく! 勉強熱心なのはいいことだけど、やるなら他の人に迷惑かけないようにしてよ!」

ドッペル「……」


怪物はどうする? ↓1〜3コンマ最大
1.奈月の言うとおりにする
2.奈月にそこまで言うなら研究を手伝ってほしいという
3.奈月を無理やり実験材料にしようとする
4.その他自由指定


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