101: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/09(木) 16:24:52.12 ID:jxmPZB6W0
「やあ」
「…っ!」
はっと振り返る少女。街灯の光で、かろうじて私に気付いたらしい。少し警戒が解けた様子で、小さく頭を下げた。
「また会ったね」
「…」
「まだ、帰らないのかい」
すると少女は、か細い声で答えた。
「…ママ、いない」
「まだ帰ってないのかい」
「帰って、こない…」
「うん?」
その声が、涙に滲んでいくのに気付くのに、少し時間がかかった。いつの間にか少女は、前髪に隠れた目から、ぽろぽろと涙を零していた。
「ママ…帰ってこないの…ママ…」
「…」
私は目を細めた。遂に、行くところまで行ったか。或いは、昨日は偶然会わなかっただけかも知れない。
さて、どうしたものか。
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