【安価・コンマ】ロリコンシミュレーター
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372: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/21(火) 19:26:47.67 ID:4VZkZZO50
 午後も私は書斎にいた。鍵付きの引き出しから、少し古びたボールペンやネクタイピンを取り出し、机の上に並べる。
 これらは私が昔使っていた、証拠撮り用の仕込みカメラだ。個人間のトラブルでは、客観的な証拠が重要になってくる。迂闊に相手と対峙して被害を被っても、泣き寝入りしなくて良いように、この手の物品を普段から身につけるようにしていたのだ。
 今となってはそんなものが無くとも、自分の一声で大概の物事は進むようになったが、朱音はそうも行くまい。持っていて損は無いだろう。
 とは言え、女子小学生が無骨なボールペンやネクタイピンを持っていては怪しまれる。シャープペンシルやヘアピンなどに偽装しておこう。



「嫌なことをされそうになったら、このボタンを押して、相手に向けておくんだ。そうすれば、相手が悪いことをした証拠になる。大丈夫、今は父さんが付いてる」

 細工した物品を渡し、使い方を説明すると、朱音は暗い目でこちらを見た。

「…調べたよ」

「何を?」

「14歳にならないと、悪いことをしても捕まらないんでしょう? 八島さんが泥棒でも、10歳じゃ捕まえられないんでしょ…?」

「…」

 刑法第14条。十四歳に満たない者の行為は、罰しない。当然知っている。だからといって無罪放免でもないのだが、朱音の思う『罰』とかけ離れていることは否めない。

「ねえ…お父さんは、警察の偉い人なんでしょう? どうするの? 力になるって言ったって、何もできないよ…」

 涙を浮かべて、朱音が訴える。私は…



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