420: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/24(金) 16:27:48.94 ID:1RlD8NGF0
この日も私は、2人が寝静まった後に家を抜け出し、深夜の住宅街を歩いていた。
30分ほど歩いてから、ある一軒家の前で、足を止める。
「…ここか」
スマートフォンに表示した地図と、目の前の家を見比べる。ここは、ファイルに書かれていた八島絵里の自宅のはずだ。とは言え、深夜徘徊の常習犯である絵里が、今この家にいるとは言い切れないのだが…
見ていると、突然家の中から何か言い争う声が聞こえてきた。それは見る見る内に激しくなり、やがて叩きつけるような物音まで響いてきた。
そして遂に、勢いよく扉が開き、一人の少女が突き飛ばされるように出てきた。
「もう、帰ってくるな!」
「上等だよ、クソがっ!」
そう吐き捨てると、少女…八島絵里は、くるりと前方を向き、そして私に気付いた。
「…」
「…見んなよ、クソジジイ!」
そう言うなり、彼女は私の腰を突き飛ばした。私は抵抗せず、じっと彼女の顔を見続けた。
写真で受けた通りの印象だ。躾の為されていない、犬のような目をしている。剥き出した歯並びは悪く、犬歯がやたら尖って見える。短い二つ結びにした茶髪は染めているのだろうか。朱音とそう変わらない小さな身体には不釣り合いだ。
絵里は、よろめく私を無視して、足音荒くどこかへ歩き去って行った。
安価下1 コンマが
80以上 ミュネア
79以下のゾロ目 煌良
その他 何も起こらない
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