【安価・コンマ】ロリコンシミュレーター
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639: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/05/02(土) 22:08:38.32 ID:zgxg9aiy0
「…あがり!」

 妻がカードを投げる。残ったのは、私一人。

「私がビリか…さて、何でも言うことを聞こう」

「うーん…」

「あんまり無茶なお願いは駄目よ?」

 朱音は少し考えて…やがて、おずおずと言った。

「じゃあ、今度の連休に…どこか、行きたい、です」

…

 そうだった。今度の平日が終わると、ゴールデンウィークの5連休だった。
 何処へ行こうかな。考えながら歯を磨いていると、2階から携帯電話の着信音が聞こえてきた。そのメロディに気付いた瞬間、私はすぐに口の中身を吐き出し、上へ駆け上がった。
 書斎に入ると、鳴っているのは『裏』用の携帯電話。すぐに取り上げ、耳に当てた。

”もしもし”

「何だね」

 薄っすらと聞き覚えのある声。関東猪狩組の、組長の隣にいた側近だ。

”御大、困りますよ。勝手にあの娘を外に出そうなんて”

「そんなことはせんよ。あの老夫婦が、退屈じゃないかと心配しただけだ」

”そんなこと言って…”

「君たちは、何か勘違いしてはいないかね」

”…はぁ?”

「私は、君たちの『心付け』をありがたく受け取った。それで全てだ。君たちが神鷹会から独立しようが、縄張りの中で商売しようが、市民に迷惑をかけない限りは構わない」

”…そりゃあ、もう”

「それで、全てだ。…余計な気を起こすなよ。あの娘の所有権は私に移った。世話役もだ。これ以上、あれにしがみついて何か得ようとしないことだ。君たちの狭い縄張りなど、我々にかかれば一握りだからね」

 それだけ言い放って、私は電話を切った。


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