80: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/07(火) 21:28:34.24 ID:M3gOiSk90
考えた末、私は提案した。
「少し遅れたが、誕生祝いとしようじゃないか」
「そうね、それが良いわ!」
妻も賛同した。家政婦は恐縮気味に、頭を下げた。
「すみません、本当に…」
「良いんだ。いつも、君にはお世話になっているからね」
「いつにしましょう? 今週末で良いかしら」
「君が良いなら、そうしよう。明後日になるが、良いかな」
「大丈夫です」
頷く家政婦。私は微笑んだ。
「なら、決まりだ」
…
翌日、仕事をしていると、誰かが部屋をノックした。
「どうぞ?」
「失礼します」
入ってきたのは、先日の若い警官と、その上司であった。
そう言えば、昨日アポイントの電話を受け取ったんだった。
「この度は、長官と知らず大変失礼をいたしました!」
若い警官が、深々と頭を下げた。ご丁寧に頭を丸めてきたようだ。
「職務遂行のためとは言え、大変ご迷惑をおかけしました。これは、つまらないものですが…」
上司が、紙袋を差し出す。
「うん…」
曖昧に返事しながら、袋を受け取る。はっきり言ってどうでもいい話なのだが、こう畏まられると、何かしら声をかけたほうが良いだろう。
安価下 どうする?
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