【安価・短め】ビッチをキモオタが恋人に
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13: ◆DLsVqu3F.A[saga]
2020/04/14(火) 14:26:37.29 ID:MdKqWAU50
キーンコーンカーンコーン………


学校が終わった。
秩序が乱れ、それぞれがそれぞれの行動を起こす。
一部は図書室に向かい、一部は教室に残り………屯する一部は一緒にファストフード店にでも行くのだろう。
そして俺は………一人寂しく帰路に着こうとしている。

………俺の名は相上 敏雄(あいうえ としお)。
名前の中にあ行が全て入っている為か、何故か『アギョウ』というあだ名が付いている。
まあカッコいいから良しとしているが。
俺は典型的なオタクで、少し太っており見た目もあまり良くない。
今は彼女がおらず、今までいた事もない………いや、訂正するとすれば、一度だけニセモノの彼女ならいた事がある。
なぜニセモノかと言うと、実はその子には本命の彼女がいる不倫シチュの付き合いだったらしく、そのおかげで俺は女性不信だ………
まあ、彼女が出来ないのは、それが原因で作らない、と言い換える事もできるな………

俺が帰る準備をしていると、甲高い笑い声が教室に響いた

えみる「あはははははっ♪ でさぁ、昨日もアタシ寝不足なんだよねー」

友「ぅわー、えみるヤバーイ♡ またイケメン喰ったの〜? うらやましー♡」

えみる「気持ち良かった〜♡」

ああ、嫌な会話だ………
あの金髪褐色爆乳は俺のクラスのビッチ、えみるだ。
生徒のほとんどが公認しているビッチで、格好はもちろん効率違反。格下とした奴は徹底的に見下すため、教師をも見下し、言うことすら聞かない。この学校のイケメンのほぼ全員とヤっているようなやばい奴だ……
それだけなら俺には関係のないタダのビッチだし、利害もない………
それだけなら、な………

俺は影を薄く、教室の後ろを通って出ようとした。
その時、空気を切る音がして、側頭部何かが当たった。
中身が溢れ、制服がカンキツケの良い香りになった。

えみる「あ、ごっっっめ〜んw ミスった〜♪」

友「あはははっ! えみるひどーい、キモオタアギョウ可愛そ〜っw」

えみる「あははははははっw」

はぁ……これだ。
格下認定したやつは徹底的に見下す………その認定は俺もされている。
さらに、俺はえみるの認識では格下の中の格下のようで、いつもこうして何かしら虐められる。
俺は笑い声を背中に浴びながらジュースの空き缶を拾うと、そのままゴミ箱に捨てて家に帰った。


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