344: ◆DLsVqu3F.A[saga]
2020/09/05(土) 22:46:46.97 ID:bbhapblz0
飼育員『はーいみなさんこんにちわーっ!』
子供達「「「「こんにちわーっ!」」」」
シャル「こんにちわーっ♡」
飼育員さんの呼びかけに、隣のシャルと会場中の子供達が元気の良い返事をした。
早めにチケットを買ったおかげで割と前の席に座れたイルカショーで、シャルは大はしゃぎだった。
テレビの画面越しではなく、直接生で見るイルカが面白いようだ。
飼育員さん2人に、1匹ずつのイルカが指示を受けている。
飼育員『はいこっちー! 次ジャーンプ!』
イルカ「キュッ、キュー♪ キュキューーー♪』
飼育員さんが指揮者のように手を左右に振ると、イルカがプールの中を縦横無尽に駆け回る。
そして、飛び跳ねるたびに水しぶきが観客席にかかってくる。
夏にちょうど良いアトラクションだな。
途中から飼育員さんもプールに飛び込み、音楽も激しくなりショーがフィナーレに近づくと、それに比例して水しぶきも派手になる。
ザップーン! バッシャーン!
飼育員『はい! はい!』
イルカ「キュキュッキュ!」
シャル「うわーっ♪」
俺「すごい、うぷっ。水が.........」
荷物や電子機器を預けておいて良かった。
いやー想像以上に水がすごい..........
最後に、イルカ達が深く潜り飼育員さんを打ち上げ花火のように飛ばしながら勢いよく飛び出してきた。
ザボーン!
シャル「きゃぁっ!」
俺「ぉぶ」
着水とともに大きな水しぶきが起き、俺達にぶっかかる。
バシャバシャバシャバシャッ!
飼育員『以上でイルカショーを終了しまーす! 次の公演は14時からでーす! またねー!』
最後の最後でどでかいのが来たな。
完全にバケツをひっくり返した後だ.......
俺「うわー..........一応着替え持ってきてて良かったね」
シャル「うん! すずし〜ね〜♡」
隣を見ると、やはりシャルも思い切り水をかぶっていて.........
俺「...........!」
シャル「わぷっ!」
俺は慌てて顔を逸らし、シャルに上着(もちろん濡れないように持っていた物)を着させた。
なぜなら、その、シャルの服が水をかぶって透けてしまっていて......色々危なかったからだ。
しまった.......やっぱり面倒くさがらずにレインコートを持ってきた方がよかったな。
決して俺がロリコンというわけではないが、その相手がシャルだということ、そして貧乳ながらに形の良い胸や腿にぴったり張り付いた布は、余りに目に毒だ。
他のロリコンに狙われてはたまらない.......
俺「ふ、服が乾くまでそれを着ていてね」
シャル「はーい」
そうしてシャルは無邪気に微笑んだ。
その顔に、俺はドキリと来る。
........俺はロリコンではないが、シャルのことは大好きだ。
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