58: ◆DLsVqu3F.A[saga]
2020/04/15(水) 13:42:02.70 ID:8rZMVGNA0
〜翌朝〜
チュンチュン…………チュンチュチュン…………
えみる「……………ん…………」
えみる(………あれ、あたし……………目、痛ぁ………)
えみる(確か昨日、アギョウとヤって……………いや、ヤって無いんだった…………あいつが、あたしが押し倒したのに、生意気につっぱねて……………結局ヤって無いんだ…………)
えみる(…………純情な子が好きって言っても…………一つ屋根の下、目の前にあたしみたいな女がいたら普通襲わね………? ……………分かんない………………)ピラ………
えみる(……………夜這いも、してないんだな……………)
………ジュゥゥゥ…………
えみる(……………ん? なにこの匂い……………)
〜
ジュゥゥゥ………カチッ
よし、これでチキンライスを包んで………ケチャップはセルフサービスにしてもらおうか。
カチャカチャ、ポフッ
俺の両親は出張が多い為、こんな風に自分でご飯を作る事も少なくは無い。
今俺が作っているのはオムライス2人分だが、えみるさんの口に合わなくて食べなかった場合は自分で食べよう………
俺は昨日の夜の味噌汁も温め、炊いたご飯を盛り並べた。
すると、丁度えみるさんが二階から降りてきた。
えみる「ねえ、何この匂い…………えっ………?」
泣きはらしたように赤くなった目を擦りながらえみるさんはテーブルに並べられた長足を見て、驚いたように目を見開いた。
えみる「えっ…………えっ!? だ、誰か帰ってきた!?」
俺「……? いえ、誰も帰ってきていませんけど…………」
えみる「え、じゃあなんで二人分………?」
俺「なんでって………俺とえみるさんの分ですけど…………」
えみる「は、はぁっ!? なんであたしの分まで…………?」
えみるは俺がえみるの分の朝食まで作ったことに驚いたようだ。
そうか………昨夜の事もあったから、朝食を作ってくれるだなんて思っていなかっただろうな。
俺「一晩泊めましたし、折角なので朝食も食べてもらおうかと思って…………帰ってから食べる予定だったなら、申し訳ありません」
えみる「あ、いや…………朝食はコンビニで食べようと思ってたから………………別に、作ったなら食べるけど…………」
えみるはそう言って目を逸らした。
俺「そう、ですか……」
えみるはゆっくりと階段を降りてきて、俺と目を合わさないまま席についた。
〜
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