60: ◆DLsVqu3F.A[saga]
2020/04/15(水) 14:42:31.28 ID:8rZMVGNA0
〜
えみる「………はぷ…………はぷ…………んく、ごくん……………はぷ…………ごくん…………」
凄い食べっぷりだ。
マズいとか言って床に捨てたりするのかとヒヤヒヤしていたが、普通に食べてくれるなら良かった。
俺は時々えみるに目をやりながら自分のスプーンを進めていった。
〜
食後、えみるは俺の家のシャワーを使っている。
えみるは無言でバクバクとオムライスと味噌汁を平らげてくれた。
良かった………
食べている間にえみるが突然涙を流し始めて驚いたが、俺はその事については一切言及しなかった。
そのせいで怒られると怖いし、何よりえみるにも色々あるんだろう………
シャワーの音が止まった。
出たんだな、と思いながら俺が皿を洗っていると、何かが俺の背中に触れた。
ほかほかとシャワー上がりの熱気を首筋に感じる。
俺「あの………えみるさん?」
振り返らないまま洗っていたお玉の反射で確認すると、いつの間にかバッグにしまっていたらしい制服に着替えていたえみるがそこに立っていた。
背中に触れたのは、えみるの手だったようだ。
えみる「…………あんさ…………今日あたしがアギョウの家に泊まったって事、誰かにチクったら殺すから…………」
俺「あ、はい………」
背筋がゾクっとしたが、次の瞬間何かが背中にもたれかかってきた。
えみるがおでこを当てたらしい。
そして、聞こえるか聞こえないか分からないぐらい小さい声で………
えみる「……………りがと………」
俺「………っ………」
えみるはバッグを拾い上げると、そそくさと玄関を開けて出て行ってしまった。
今のって…………
…………お玉に写っていたえみるの頬は、赤く染まっていた…………気がする………
…………いや、気のせいかもしれない。
〜
349Res/235.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20