【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十二輪目】
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746: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/07/12(日) 23:15:04.90 ID:s82IXrzHo

√ 神世紀309年 6月


戦いが終わってから、早くも8年

子供達が7歳になり、樹が20歳になったのが去年

本当は、その12月中に結婚式を予定していたものの、

千景が西暦の時代にはジューンブライドというものがあった。という言葉がきっかけで、

6月に結婚式を執り行うことが決まったのだ。

神樹様の他の神を取り除かれてきた神世紀には馴染みの薄いものではあったものの、

6月は天乃の誕生日と言うこともあって、満場一致だった。

そうして――天乃は自分に割り当てられた控室で、

落ち着かない胸元に手を添えながら……ため息をつく

天乃「……はぁ」

胸元に触れた手に感じる刺繍を辿って、指を下ろす。

一人部屋に控えている天乃が身に着けているのは、白無垢だ

鶴や熨斗、秋草などの吉祥を感じられる意匠を施された白無垢

表はやや立体的に織りなされた刺繍と、艶やかで高級感のある、白銀めいた輝きもある白

一つ一つの所作に合わせて、裏地に宛がわれた鮮やかな紅色がちらりと顔を覗かせる。

残念ながら、代々の白無垢は身長的に合わないため、初物となってしまっているが、

それはそれで、悪いものでもない。


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