鷺沢文香さんが痴漢させたり自撮りオナニーを送りつけてくれる話
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2: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/06/14(日) 23:18:54.54 ID:KnKXCR6go

 あなたの痴漢を待つ時、私の服装は私服ばかりです。
 つまり、いつも明度か彩度が低く、シンプルなつくりのブラウスとロングスカートで、
 奏さんや美波さんには「もうすこし遊びというか、洒落っ気を……」とたまに言われる代物です。

 きょうは少し気分を変えて、下は少しゆとりのあるワイドパンツにしてみました。
 肌触りがロングスカートに似ているので、私にも馴染みそうです。

 もっともだいじな役割を果たしてくれるのは、ストールです。
 というのも、これがいろいろと役に立ちますので。例えば……

 ……あなたの手。私のウエストから腰に流れるあたりに、そろそろと手触り。
 それだけで私は、ガラスを白く曇らせそうな吐息をマスクからこぼしてしまいます。

 地下鉄のトンネル内は暗く、もちろん車内は照明がついているので、
 トンネル内の明かりが矢のように通り過ぎていくガラス窓には、私とあなたの姿も、ぼやぼやと映っています。

 ミラーの役割もあって、周りの人が私たちに近づいたり目線を向けたりしていないか、
 さりげなく確認できるのもいいですね……きょうは、少し近い人が居ます。
 ジャージ姿の若い男性……高校の運動部でしょうか? 荷物が小さいので、何の部活動かまでは不明です。

 ……見せつけてしまっては、困ります。でも、中止するほどではありませんよね。
 気をつけて、進めてください。望むところでしょう。
 さっきのあなたの優しげな手付きからも、震えがにじんでいました。焦燥と、期待ですか。



 私は腰回りをストールで覆います。その内側に、あなたの手の甲、翻って指と手のひらも感じます。
 ここは隠れているので、あなたの手で触って――布一枚であなたの痴漢行為を誘導します。

 あなたと出会う前から私はストールを愛用していましたが、
 昔の私がこんな用途を知ったらどう思うでしょうか。まして未来の自分が……卒倒してしまうかも。

 ワイドパンツ越し。お尻のいちばん膨らんでいるあたりに、あなたのごつごつとした指関節の出っ張り。
 あなたが息を飲むのが、指と、窓に映るあなたの姿でわかります。お気づきですね。

 そうです……Tバックです。意外でしたか?
 ぎりぎりダボついて見えないかな……程度のワイドパンツの下に、そんな扇情的な下着など。
 あなたの指を感じたいから……と言えば、喜んでくださいますか。半分は、そうです。

 もう半分は……履いてみて実感したのですが、涼しくて……こもりやすいボトムスと相性がいいんですね。
 この快適さ、癖になってしまうかもしれません。

 例の男子高校生らしき人が、スマートフォンから顔を上げて、私たちのほうを見ているようです。
 注目というほどではないでしょうが、目につくんでしょうか。

 仕方ありませんね。あなたは地味な背広。私もさっき申し上げた地味な私服。
 それぞれだけ切り取れば、都内の地下鉄にありふれた人影ですが、その二人が、
 混雑しているわけでもない車両で、腕どうしが触れ合うほど近くに並んでいるのです。

 ……すみません。興奮、してきました。
 貧血のような顔色に化粧しているのに、顔が熱くなってしまっているのがわかります。
 このぶんだと、耳が真っ赤になってしまって、なんだかとてもチグハグです。

 お願いです、続けて、もっと――と思った瞬間、窓の反射ごしにあなたと目があって、
 あなたの指が、手のひらが……片手だけど、きゅうっと、私の、お尻の、膨らみを、わしづかみに……っ。

 か、体……びくんって、させてしまいました。あなたには、しっかり伝わったはず。
 ちょっとした刺激。声を上げるほどではない驚きと痛み。
 期待と予感が通じてくれた安堵。あなたは、きょうも私に付き合ってくださる……。




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