【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター
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262: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/07/05(日) 09:20:07.66 ID:WcuYrZm/0
翌朝。意外にもクリストラとそう変わりない朝食を済ませると、アスラはサーラの案内で宮殿を歩いた。
最初に、外に面した作業場に通された。広い部屋には、大きな機織り機が据えてあって、一人の女が作業していた。
「…!」
作業していた女がアスラたちに気付き、手を止めた。
「彼女はウィム」
「…」
上質な布を身体にゆるく巻きつけてあるだけで、垂れた布の間からは豊満な乳房が覗いている。椅子に載ったお尻も大きい。頭にも布を巻いているが、髪は青みがかった黒で、肌は白かった。
ウィムと呼ばれた機織りは、何やら口をぱくぱくさせているが、声が聞こえない。
「生まれつき吃音がありまして。近くで耳をすませば、聞こえますよ」
言われた通り、ウィムの側に寄って耳を近づける。
「何?」
「…ゆうしゃ、お着物、用意したよ」
掠れた小さな声だが、ソフィーの歌のような、透き通った綺麗な声だった。
ウィムはゆっくり立ち上がると、棚の上から一つの包みを取り上げ、アスラに差し出した。
解くと、中身は綺羅びやかなタルスムの伝統衣装だった。
「ここでは、タルスムの勇者です。そこの仕切りの向こうで着替えてみましょうか」
サーラに手伝ってもらいながら、服に袖を通す。幅広のズボンに白いシャツ。紫色の薄い帯を腰に結び、細かい刺繍の入ったベストを羽織って赤い帽子を被る。
着替えを終えると、サーラは手を叩いた。
「とてもよくお似合いです!」
「…!」
ウィムも、笑顔で手を叩いた。
…
外は一面の平原で、向こうの草原には羊が群れていた。
「今日はあいにくの曇り空ですが、馬に乗って駆けることはできますよ。騎乗の経験はおありですか?」
「まだ無い」
「良い先生がおります。ご希望でしたら紹介いたしましょう。そうでなくとも、草原に出て羊たちと戯れるのも良いでしょう」
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