【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター
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483: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/07/11(土) 22:00:49.62 ID:HidKogoG0
「…オリエズマに」

「そうか。ま、あんたがまだ行ったことがなくて、ここから行けるのはそこだけだからな。途中まで送るぜ」

「南東に向かうと、森を出てすぐに川に当たります。オリエズマの渡しが、船を用意しているでしょう」

「分かった。行ってくる」

 シャールーの腹を蹴ると、歩き出した。ラーラも、後ろから付いてきた。

…

 果たして、木立を抜けると目の前に広い川が現れた。よく見ると、向こう岸には大きな屋根付きの船と、数人の女たちがたむろしていた。
 彼女らは馬上のアスラに気付くと、慌てて船に乗り込んだ。そうして、櫂を操って、広い川をこちら側へと渡ってきた。

「シャールーは渡れるかな…?」

「深さによるだろうな。馬も、多少は泳げるだろうが」

 数分後、船が岸に着いた。中から出てきたのは、ツバキであった。

「お待ちしておりました、アスラ様。船へどうぞ」

「馬を連れてるんだけど」

「伴の者に牽かせましょう。…ミナトラ」

「はっ」

 一緒に降りてきた目付きの鋭い女が、シャールーの手綱を取った。藍色の袴を穿いて、上半身は白いサラシを胸に巻いてあるばかりの女だ。

「このお馬様は、それがしが牽き申し上げます。アスラ様は、どうぞお船へ」

「頼んだよ」

 船に乗り込むと、ミナトラは何と藍色の袴まで脱ぎだした。そうして白い褌姿になると、脱いだ袴を畳んで頭に載せ、シャールーの手綱を引いて川へ入っていった。
 船が、動き出した。


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