【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター
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615: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/07/18(土) 12:49:39.91 ID:y4RgkaMg0
…
「わ、本当にあったかい」
バルバスの森では泉で汗を流したが、温かい湯に浸かるのは初めてだ。
見ると、ツバキは浴槽の脇で、長い髪を洗っている。
「…」
昨夜は雨が降ったようで、紫陽花の花や緑の葉は濡れて光っている。
オリエズマの領は、じめじめしていて暑い。晴れた日は乾いているタルスムとは違う空気が漂っているようだ。
「お待たせしました」
洗髪を終えたツバキが、髪を手ぬぐいで纏めて湯船に入ってきた。アスラの隣に座ると、一緒に紫陽花を眺めた。
「…そう言えば」
「何でしょう?」
「タルスムで聞いたんだけど…オリエズマの島国では、魚を生で食べるって。結局まだ食べてないなあ」
「お刺身、お寿司ですね」
ツバキは頷いた。
「後宮に海がございませんので、釣って食することはできませんが…本国から、生簀で取り寄せることはできましょう。その、クリストラの魔術でご助力いただければ」
「今度、お願いしてみようかな」
「ええ、是非」
…
「ふぁ…眠くなってきた」
「お疲れ様でした」
神社に戻ると、ツバキが布団を敷いてくれた。
「明日は次のお渡りです。早くお休みになって、明日に備えましょう」
「うん。おやすみ」
「おやすみなさいませ」
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