【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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261: ◆AG0ZiiQhi.[saga]
2020/07/13(月) 12:11:38.80 ID:uSVFSjYo0
キュウビはトーンと跳ぶと、上空から針と頭を刺さらないように踏み潰した。

『ほい』

ゴシャッ

【キュウビ経験値・22/300】

「すごーい!」

『キュウビさん、つ、強い……………』

「キノミッ」

キュウビは絶命しヒクヒクと震えるサソリを少し嗅ぐと、うむ、と頷いた。

『これも毒針以外は食べれそうじゃぞ。どうじゃ?』

「あ、たべるたべる!」

「キノミ」(頷き)

『わ、わたしは草食なので止めておきますね…………』

ウォルフとキノは乗り気だったが、食性の違うラピスは首を横に振った。
恐らくは肉食草食という問題以外の個人的な好みも大いにあったのだろうが。

【食糧・26】



夜のとばりが降り、葉の間から零れる月光と星明かりだけが頼りになっているなか、ぶちぶち、みちみち、という生々しい音がしている。

「んーっ、んっ、もぐもぐ」

「キノミッ、キノ、もちゃもちゃ…………ごくん」

ウォルフとキノが昼にキュウビがしとめたサソリを食べている音だ。
ラピスは顔をしかめて質問する。

『あぅ……………お、おいしいんですか………………………?』

「うん、美味しいよ!」

「キノーミ」

その様子を見たキュウビはニコリと笑い、ラピスに言う。

『まあ無理に食え、と言うわけでは無いが、草食のお主にもタンパク質は貴重な栄養じゃぞ? 少しでも食うたほうがよいとは思うの」

『え〜…………………じゃ、じゃあ、一口だけ………………』

「いいよー」

ラピスは渋々ウォルフから受け取った肉片を、なるべく見ないようにしながら口に含んだ。

もきゅ、もきゅ、もきゅ………

ジッとラピスを見ていたウォルフがワクワクしながら聞いた。

「……………どう? どうだった?」

ラピスはゆっくり咀嚼し、ごくり、と飲み込んでから答えた。

『……………………おいしかったです……………』

「キノミ!」

「やったー!」

『わらわもしとめた甲斐があった、というものじゃな』

なんだか盛り上がってしまった場に、ラピスは慌てて訂正した。

『でっ、でもっ、見た目がっ………つ、次からはやっぱり遠慮させて頂きますっ!』

「えー、残念」

「キノーミ」

『やはり見た目が無理じゃったかー』

それからしばらく後、その日もみんなで固まって眠りについた。





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