【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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640: ◆AG0ZiiQhi.[saga]
2020/08/07(金) 10:13:07.40 ID:MegAHnsz0
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合計140で>>1選択、アングリークラブです

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【食糧・29】

今度はラピスがネコの看病のために巣に残り、ウォルフ達はまた湖に食料を探しに来ていた。

『うむ、やはりこの石を纏う生物は美味じゃのぅ』

『そうですわね』

「キノーミ」

キュウビは神通力で貝を引き上げ、トリはクチバシで1つずつ丁寧に拾い、キノはその場で殻を噛み砕き中身を食べている。

「うーん........ボクも食べてみたいですが、消化器官も舌も無いので.......」

『残念じゃのぉ......』

「ミズ、だいじょうぶ?」

そういって少しうなだれたウォルフ形態のミズにウォルフが心配そうに話しかけると、ミズは顔を上げてにっこりした。

「い、いえ、心配はありませんよ。いいなぁ、と思っているだけで。ボクにとっては水が1番のご馳走ですよ」

『そうなのですわね.....』

「キノーミ」

「よかったー」

「はい」

ミズの助けもあり、その日はまぁまぁな量の貝を採ることができた。
満足した5人が湖から上がり帰ろうとした、その時。

『あぎゃぁっ!?』

「キノッ!?」

「キュウビ!?」

突然最後尾にいたキュウビが叫んだ。
4人が振り返ると、キュウビはジタバタジタバタと暴れまわっている。

『どっ、どうされたのですの!?』

『し、尻がっ! 尻になにかが喰いついてっ! と、とってくれなのじゃぁぁぁぁぁぁっ!』

ウォルフがよく見ると、キュウビの尻には何か黒い生物が張り付いており、その生物はハサミでギッチリとキュウビの尻の片方を挟み込んでいた。
突然の激痛にパニック状態なのと、姿が黙認できていないという事が相まってか、キュウビに取り外す事は出来ないらしい。
なんと怖れ知らずの生物なのだろう。
ウォルフは躊躇せずにキュウビの尻に向かって飛びつき、その生物を弾き飛ばした。

「おいしょーーーっ!」

『いぎゃぁぁぁぁぁっ!?』

バチンッ! という音がしてその生物は離れた。
かわいそうにキュウビの尻は赤くひりひりに腫れてしまっている。

「ぷんすこ、ぷんすこぷんすこ」

生物は浅瀬に着地をすると、そんな鳴き声(?)を出しながら泡をブクブクと口元に分泌している。
平たく黒く、刺々しい見た目に、両手の二本の大きなハサミ、吊り上がっている目。
どうやらそのカニと呼ばれる生物は自身のテリトリーが侵された事に大変ご立腹らしく、身体をゆらゆらと揺らしながらウォルフに対峙する。
キュウビが涙目で叫んだ。

『ゆ、行けぇウォルフ! そんな不届きものは今日のオヤツにしてしまぇぇっ!』


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