【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/01/03(日) 19:01:53.30 ID:7O0pzYIX0
◆
昼、3人で見つけた果実を抱えて寝床に戻ろうとしたその時、ウォルフの耳がピクン、と動いた。
ウォルフ「ん..........? .........あ! みずのおとっ!」
キノ「キノミっ!」
ザーザーという微かな水の音、ウォルフのその言葉を聞いたナガレが鼻(実際には鼻の形をした部位)をひくひくと動かし何かを感知した。
ナガレ「..........確かに、水の流れを感じますね。こっち、でしょうか」
ウォルフが音を聞き、ナガレが精霊特有の感覚で水を感じ、キノが上空から川を探した結果、なんと滝を発見する事に成功した。
ザーーーーーーーーー............
ウォルフ「ぉわああっ! たきだーーーーーっ!」
キノ「キノーミー! がぶがぶごくごくっ」
ナガレ「はぁ......よかった。ありがとうございます、おふたりさん。取り敢えず、生きながらえました。ふぁあ、生き返ります.........」
キノは滝から繋がる川に喜んで駆け寄ると顔を突っ込みがぶがぶと水を飲み、ナガレは水の中に踏みこんで行くとそのまま水と同化するように溶けて行った。
ウォルフ「どう、ナガレー?」
ナガレ「いいですねぇ..........源流に行ったら分かると思いますが、これは湧き水ですね.........とっても澄んでいて、申し分ないですぅ..........僕、もうちょっと溶けているので、おふたりさんは好きにしていてくださぁい..........」
ナガレは水と同化しながらも、温泉に入っている人のような声で感想を述べた。
キノはそれまで水を飲んでいたが、ナガレを飲む事を危惧したのか水からくちばしを離すと、けふっ、と息を吐いた。
キノ「キノー」
ウォルフ「さて、じゃあぼくたちはちょっとたんけんしてみるか」
キノ「キノーミ!」
そうして取り敢えず滝近くまで来た2人。
滝の高さは5メートルほどで、崖から滝つぼに向かってなんの引っ掛かりもなくまっすぐと落ちている。
ウォルフ「すごいねー。うぷ......ここにいてもみずがかかってきちゃうね」
キノ「キノーミ........キノ?」
その時キノが何かに気づいたらしく、滝の裏を覗き込んだ。
ウォルフ「あぶないよー? まきこまれたらそのまましんじゃうからねー」
キノ「キノ.........キノッ! キノキノキノー!」
ウォルフ「なにかみつけたの?」
すると滝の裏で何かを見つけたらしいキノがぱたぱたと翼を羽ばたかせてウォルフを誘い込む。
ウォルフがついていくと、どうやら裏に道がつながっているらしい。
少しひんやりとしているが、見た目以上に水は跳ねてこない。
ウォルフ「あれっ、なにこれ! すごーい!」
キノ「キノミ!」
そこには洞窟があった。
中は広く、例えばそこを寝床にする事もできるだろう。
ウォルフ「ナガレー、ナガレー! みてみてー、すごいよここー!」
ナガレ「なんですか? ウォルフさん」ニュルン
ウォルフ「うわびっくりした!」
ウォルフが呼ぶと、ナガレが水を伝って滝の中から出てきた。
ナガレは数秒ほど不定形だったが、ぶにょんぶにょんと流動するといつものようにウォルフを模した姿になった。
しばらくその洞窟を見つめたナガレはこくりと頷くと、
ナガレ「うん、みんなを呼んでみましょう。もしかしたら、ここに住めるかもしれません」
ウォルフ「ぼくもそうしようかなーっておもってたんだ。じゃあキノ、ナガレ、みんなのところにもどってみよ!」
キノ「キノー!」
ナガレ「確かあっちの方角でしたね。お昼も近いですし、ちょっと急ぎましょう」
ウォルフ「おー」
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