【あんこ】あなたは淫魔に襲われました【ファンタジー】
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114: ◆cKDALETpQ6[saga]
2020/07/20(月) 22:31:55.20 ID:/OzpEjmy0

淫魔「なんにせよ一生に一つのモノを与えて、
一生に一度しかあってほしくない感動を返されたわけだけれど……ん」

蒸留酒のきつい重みが香りと共に喉を妬いて、体内に滑り落ちる。

いっそ、彼と同じくらい酒に弱ければよかったのに。

それとも、最初くらい酒に弱い振りをしていきなり押し倒してしまえばよかっただろうか。

そういえば男は酒に弱い女の方が好ましく思うのだったか、なんて。

育て親の教えは今でも心の芯にある。

そしてそれは彼女の生きる支柱となって心の臓を貫いている。

淫魔「でも、それだけだとやっぱりつまらないし……というか怖いし」

我ながらこの見た目で生娘は無いと思ったのだ。

何処に並の男よりも高身長で目を引く身体付きの美しい金髪を肩に流す処女がいるというのか。

いるとしたらよっぽど臭いがきついだとか陰湿だとか、実は男だとかそういうレベルの話だ。割と本気でそう思う。



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