【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】
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164: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/08/10(月) 14:43:46.03 ID:+tUGu/Rg0
「…うわっ」

 ぼうっとしていると、一頭に羊がのそのそと近寄ってきた。人に慣れているのか、アスラの姿を見ても気にすること無く、足元の草を食み始めた。

「…」

 何となくその側に腰を下ろすと、羊を観察してみた。毛刈りから間もないのか、身体を覆う白い毛はまだ短い。耳をぱたぱたと動かしながら、草を食べている。乳房が垂れ下がっているから、雌だろう…

「…お」

「ん?」

 不意に声がして顔を上げると、そこには一人の少女が立っていた。褐色肌に丈の長い白い服を着て、麦わら帽子を被り、長い杖を携えた少女であった。彼女は、足元に控える茶色い犬に命じた。

「ポーチ、この子を群れに戻してあげて」

 すると犬は、はぐれものの羊に向かって吠えながら走り、向こうへと追いやってしまった。
 少女が、アスラを見た。

「…勇者?」

「…うん」

 何となく、ぼんやりとした雰囲気の少女は、アスラの格好を見て目を細めた。

「何で、裸なの?」

「逃げてきたから…」

 すると、少女はくすりと笑った。

「あの羊さんと一緒なの」

「…」

 アスラは、立ち上がった。
 少女は、手にした杖で向こうの方を指した。小さく、白いテントのようなものが見える。

「付いてきて。何か、着るものがあると思う」

…

「…君、名前は?」

「…」

 アスラの質問に、少女は一拍遅れて振り向いた。

「…ウルル」

「ウルル。…エグハンが言ってた気がする」

「エグハンもいるよ。…ああ、エグハンと子作りしたって」

「うん」

 テントに着くと、彼女は中に入った。後から付いていくと、中は意外と広々としていて、絨毯に大きな物入れが3つほど並んでいた。
 その中の一つから、麻布の服を取り上げると、アスラに差し出した。

「はい」

「ありがとう」

 同じような形の服をアスラが着ると、ウルルは言った。

「朝ご飯、まだ?」

「うん」

 するとウルルは、外に顔を出して声を張り上げた。

「エグハーン! ミルク、まだあるー?」


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