【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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177: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/10(土) 20:12:54.43 ID:C/X/kuhto

陽乃「なら明日の朝、使える準備をして戦いましょう」

千景「明日……?」

陽乃「私は郡さんと違っていつでも力を使えるのよ。今だって、本気で殴ったら殺せるくらいに」

陽乃はそう言って一気に踏み込む

地面の砂利がこすれ合う感触が靴裏から伝わって――

陽乃「ふっ!」

地面を蹴り飛ばす。

ほんの一瞬で距離を詰めた陽乃は、固く握った左手の拳を千景の顔の前で止める

跳ね上げられた砂粒が近くの木に衝突して音を立て

巻き起こった風が千景の長い髪を舞い上げていく

千景「……っ」

普段は隠れがちな千景の左目には、拳が大きく映り……また髪に隠れる

元々そこまでの距離はなかった

けれど、一瞬で詰められるほどの距離ではなかったはずなのに

躱す余裕もないほどに早く拳をつき向けられてしまったことに、千景は息を飲む


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