【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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263: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/13(火) 21:01:25.06 ID:K1T9F41ko
若葉「だが……」
若葉は自分の腰元の刀の柄を握りしめながら、陽乃を見据えて身構えていた。
見た目は陽乃に相違ない
しかしながら空気がまるで違うように感じていた。
それはかつての異形でさえ劣るほどの畏れを抱かせるような何かで、
本能が居合の構えを取らせながら、体を震わせている。
ひなた「……若葉、ちゃん」
若葉「分かっている……分かっているが」
ひなたの手が、若葉の裾を掴んで離さない。
それは、あれを止めなければならないという責任感と、
行けば殺されてしまうのではないかという恐怖とが入り混じっていて
ひなた「おそらく……ですが、あれは九尾様の御力です」
若葉「九尾様……あれが、か?」
ひなた「久遠さんが傷ついたことで千景さんを敵としたのか、あの傷が久遠さんの悪い面を呼び覚ましてしまったのか分かりませんが……」
ひなたは陽乃から目を離せなかった。
神様とは違う、悍ましい恐ろしさに立っていることさえできそうになくなりそうなほどで。
大社は陽乃を化け物と言うことはあったが、これでは本当に化け物と呼ばれてもしかたがない。
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