【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
↓ 1- 覧 板 20
300: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/15(木) 20:06:05.30 ID:VYB2ECRno
若葉「ま、待てッ!」
若葉が動けなかった数秒間
たったそれだけで、陽乃はもうすでに動き出していた。
力強く蹴り上げられた鍛練場の床が軋む
窓を閉め切っているはずの場内に風が吹き込んだかのような突風が巻き起こる
数秒……1秒か2秒か
刹那ともとれるその瞬間に、若葉の目の前にいた陽乃は千景のもとにたどり着く
陽乃「 さ よ な ら 」
千景「っ!」
にっこりと、満面の笑みで拳を構えながら肉薄した陽乃は、
その勢いを丸々拳にため込んで撃ち抜く
駆け抜けた推進力、固く握りしめた拳
反り上がる弓よりも強く引き絞った腕から放たれた一撃は、容赦なく――
千景「っあ゛っ!?」
悲鳴にさえならないうめき声を漏らして千景の体が鍛練場の壁へと激突する
握られていた大鎌が手から零れ落ちて乾いた音を立てるのと同時に、
千景はその場に崩れ落ちて動かなくなってしまった
砕け散って穴が開いてしまった鍛練場の床
ジャージにはね跳んだ埃でも払うように、陽乃は裾を手で払う。
仲間の一人を殺す勢いで殴り飛ばしておきながら、
陽乃はまるで心を痛めている様子がなかった。
1002Res/512.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20