【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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331: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/17(土) 20:55:54.59 ID:bFmEeZKno

若葉「ふぅ……」

若葉は深く息を吐いて、指の一つ一つに全神経を集中させながら、

腰に納めた刀の柄を握りしめる

抜刀状態での戦闘ももちろん可能だが、

陽乃の速さに確実に対応できるのは、幼いころから納めてきた居合の斬撃だけだ

若葉「私は貴女を諦めない……必ず、取り戻す」

陽乃「私は私なのだけど。そう、貴女はそう考えているのね」

陽乃は驚くほどに無表情で声にでさえ感情が感じられなかった。

どこからが九尾、どこまで九尾なのか。

一刀に切り伏せたとき、陽乃の体は無事でいられるのか。

不安ばかりの中で、若葉はその考えを頭から排除する

するべきことは一つ、救うこと

出来ることはただ一つ、全身全霊の一刀にて彼女から斬り祓うこと

若葉「来るなら来い。次は、切り伏せる」

そう宣言した若葉はもう一度深呼吸をして、目を閉じる

陽乃はそこにいるのにいないような霞のような存在と言える

であれば、視覚は不要だ

口を閉じ、呼吸を止めて周囲の空気の流れを感じ取る

ほんのわずかな乱れでも感じ取れなければ一瞬の差で敗北する

ゆえに、生命維持など不要だ


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