【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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87: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/05(月) 19:59:57.04 ID:iWUi+OC9o

√2018/07/30 丸亀城


陽乃「……」

陽乃は丸亀城の天守屋根上に登って、街を見下ろす。

事件から3年経った今も四国内部に留まる陽乃は、

長野にも四国と同様の状態にある場所があると聞いたときに、

今ならまだ大社の指揮下に入ることなく

混乱に乗じて長野の方に逃げ出せるのではないかという話もあったが、

それを却下して、四国残留を選んだ

その一番の理由は、やはり母がまだ生きているからだろう。

陽乃「長野に行くべきだったと思う?」

『バーテックスとやらと戦うのならば、行くべきであったろうな』

陽乃「でも私がいないと、お母さんが……」

『そうじゃのぅ。主様が勇者などという低俗なものを享受し、大社なぞに与しているからこそ無事と言えよう』

陽乃の母親は巫女としての素質を認められており、

大社預かりのみとなっている

それは、陽乃が大社に訴え出たからこそのものであり

そうしなければ、母親はあの人々に恨まれ――殺されていたかもしれない。


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