【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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90: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/05(月) 20:39:22.06 ID:iWUi+OC9o

陽乃「あの二人、仲が良いわよね」

『羨望かや?』

陽乃「ん〜……少しだけ。でも、ああいうのがすぐそばにあると、頑張ろうって気になれる」

『いざとなれば切り捨てるべき有象無象のひと欠片でしかなかろう』

陽乃「ううん違う。大切なのよ。あれは。あれは、私達が決して失ってはいけない温もりなんだ」

人と人とが繋がる温もり。

仮初とはいえ、平穏であるからこそ、まだ見ることのできるその光景は、

かつて奪われてしまった世界に溢れていたものだ。

だからこそ、その姿をまだ見ることが出来ることを陽乃は良いことだと思っているし、

それらを守らなければならないと、より強く思う。

『妾は、郡千景とやらに賛同させて貰おう』

陽乃「郡さんも間違ってはない。こんな非常時に悠長だって意見も分かる」

陽乃だって、今こうしている瞬間にも長野ではたった一人の勇者がみんなを護っているのだから。と、

焦りと不安は胸にある。

陽乃「でも、刀だって鞘がなければ脆い鉄でしかないもの。乃木さんには上里さんとの時間が必要だわ」


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