【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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189: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/01/18(月) 22:44:13.94 ID:SJx99iW9o

球子「あぁ、分かった」

それでもいいよ。と、

球子はまた笑みを浮かべて、陽乃を見上げる

先日まであった敵意も

話し合いを重ねれば落ち着いていくもので、柔らかい

球子「好きなだけ殴ってくれ」

陽乃「嫌よ。名実ともに人殺しになる気はないわ」

球子「そうならないようにしてくれるって話だったはずだぞ」

陽乃は強い

間違いなく、球子よりもはるかに力を持っている勇者だ

今でもその考えに変わりはない

しかし、それでも守れると言いきらないだけの理由があるのだと納得した

自分が守れると言い切ってはいけない強さであると自覚させられた

球子はもう、躊躇いなく陽乃へと手を差し出す

陽乃「……なにしてるの?」

球子「タマも、仲間になってやる……いや、そんなこと言える立場じゃないな」

そうじゃないだろう。

そうである必要はないだろう。

球子「今は友達だ! それで我慢してくれ」

陽乃「は?」

球子「なっ? 宜しく頼むぞ!」

戸惑って動かない陽乃の手を球子は掴みに行く

今はその距離感

でもそれでいい、今はまだその程度の力しかないのだから

いつか言えればいい

お前も守ってやるからと。そう、いつか言って……引っ張ってやれればいい


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