【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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334: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/03(水) 22:39:45.20 ID:ay58p5UUo
陽乃「私は娘ではないんですよ?」
「それは分かっているとも」
「気を悪くしたらごめんなさいね? でも、放っておきたくないの」
陽乃「赤の他人、ですよ?」
「ええ」
陽乃「………」
今までも地域ぐるみのボランティア活動に精を出していたとは限らないが、
でもきっと、出していたのだろうと陽乃は眉を顰める
何か利益があるわけではない
だけど、放っておけないからと誰かを助け続けてきたように見える
少なくとも、今の両親はそういう人間だ
3年前の悲劇
あれによって、子を失った親は多い
それと同じように親を失った子供だって少なくはなかった
そう言った身寄りのない子供達を、二人は支援しているのだろうか。
「せめて、この家にいる間だけでも満足な生活を送って欲しいの」
送らせてあげたいの。と、母親は言う
裏はない
恐らく、純粋な善意だろう
陽乃「それは……」
それは、ありがたくない
陽乃「私は、今でも十分です。ほんとう、十分ですから」
「せめて、ジャージのようなものでも用意しよう」
陽乃「自分でどうにかできるので、問題はありません」
「そう……?」
陽乃「はい。ですので、お気持ちだけで十分です。ありがとうございます」
これ以上、恩で塗り固められるわけにはいかない
どうせ仇で返すことになるのだから。
傷つけることが分かっているのなら、以下にそれを最小限に抑えるか
考えるべきことはそれだけだ。
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