【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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576: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/19(金) 21:03:30.39 ID:6J3Qg0q7o
陽乃「私の武器はこの拳1つ。分かるでしょう? この手で、人を1人殺したのよ」
若葉「っ……でも、殺す気はなかったんだろう? 事故だったんだろう?」
陽乃「殺せるだけの力を自覚しておきながら、手を抜かなかったんだもの。それはもう、故意だわ」
若葉は目を見開き、
嘲笑交じりに自分の右手で拳を作って見せる陽乃から足元へと視線を下げる
怒りか、悲しみか
若葉に握られる刀がその体の震えによって微かな音を立てる
それはそうだろう
他人がどう言おうと、勇者だと思っていた人が人を1人殺したのだから失望もする
陽乃「人質を持ち出されても面倒だもの。あの瞬間は殺すしかなかったのよ」
若葉「人質は、有効だからか?」
陽乃「まさか」
若葉「土居や伊予島だけでなく、あの場には伊予島の両親がいた……それを見過ごせる人じゃないはずだ」
陽乃「関係ない。赤の他人だし」
若葉「久遠さん!」
陽乃が何を思い、そうしたのか
分かっているのは本人とその身に宿している九尾くらいだろう
しかし、それがどんなものであれ、いかなる理由であれ
陽乃が人を殺したという事実に変わりはなく、それを多くの人に目撃されてしまったことも変わらない
そこから派生した久遠陽乃を討てという命令もまた、どうにもならない
若葉「頼む……大人しく私と一緒に来てくれ」
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