【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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583: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/19(金) 22:50:53.99 ID:6J3Qg0q7o

若葉「……くそっ」

陽乃「どうする?」

若葉は考え込んで、

そうして、舌打ちをするように顔をしかめる

若葉「……この部屋を荒らしていいか?」

陽乃「どうして?」

若葉「ただ一刀、ここで久遠さんに向けさせて貰う……逃げるついでに躱してくれ」

陽乃「簡単に言っちゃって……」

若葉「何を言うかと思えば……簡単だろう。適当なところで追いかけるのは辞めるが、今日か明日中には出て行ってくれ」

若葉は軽く笑って申し訳なさそうに首を振ると

居合の一刀を放つべく、身構えていく

陽乃「手間をかけてごめんなさい」

若葉「……こうならないように手を打ちたかった……すまないッ!」

若葉は護るためにと鍛えたその最速の一刀を全力で振り抜く

その切っ先は決して陽乃に触れることのない距離

けれども、勇者としての力強い斬撃は、

壁を傷つけ、布団を切り裂き、陽乃のもとへと風を叩きつける

それに押し込まれるように、陽乃は自分から窓へとぶつかって――外へと逃げる

二階からの転落も、常人離れした体には痛みもない

若葉「待てッ!」

陽乃「なにこれ……バカみたいっ」

けれど、

こうしなければいけないのだと陽乃は笑って、若葉から逃げた


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