【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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680: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/23(火) 23:24:21.74 ID:zO5DXF6Lo
せっかくの奇襲と言う利点を活かさない理由はない
中・遠距離の攻撃可能な球子と杏に先んじて仕掛けさせる
球子「頼むっ、タマをぶん投げてくれ!」
九尾「回収はせぬぞ」
球子「してく――」
球子が反応するよりも早く、
九つの尾の一つが球子の身体を巻き上げて、背中から引き摺り落とす
投擲に備えて力を蓄える九尾の尾は、
背中に跨るよりも酷く揺れ動く
その勢いが頂点に達する寸前に、がくんっと下がって――
球子「ぬおぁぁぁぁぁぁ!」
九尾は前足でブレーキをかけると、
身体をぐるりと回転させて、横向きに球子の身体を放り投げる
叫びながら消えていく球子
それを見ることなく九尾は投げた勢いをそのままに体を回してまた駆け出す。
球子「ぅ……ぉぁっ……」
投げ出された体は空気に押しつぶされ、
圧迫される肺から酸素が逃げ出してしまう
腕と足がもぎ取られるような感覚が伝わってくる
苦しい、辛い、痛い……苦しい……苦しい……
意識が消えそうなほどの勢いをその身に受けながら
それでも球子は歯を食いしばって、楯を構える
球子「がふっ……ふっ……ふーっ……ん゛っ」
楯を掴み、息を吐いて、吐いて、吐いて
身体の中から空気が抜けたまま、心臓の動きを止め、息を止め
力の全てを構える右手に集中させ――
球子「ぶっっっっとべぇぇぇぇぇッ!」
九尾によって生み出された勢いをその一投に含めて、バーテックスの大群へと投げ込む
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