【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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739: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/26(金) 21:53:50.34 ID:i2IEf3Bco
√ 2018年 8月10日目 朝:諏訪


一定のリズムを刻む電子音を聞きながら眠り、

その音を聞きながら目を覚ます。

クリーム色に近い病室の天井を眺めながら、ゆっくりと手先足先へと意識を向けていく

昨夜は上手く伝わりきらなかった感覚も、今は伝わっている

陽乃「っ……」

布団の中から手を出して、顔の前に掲げる

第二関節まで曲げると、震えてしまう

感覚はあるが、力がまだうまく入らないのだ

陽乃「こんなじゃ、戦うなんて不可能ね……」

九尾の力をもってすれば、

こんな感覚なんて無視して戦うこともできるだろう

けれど、その負荷は積み重なって

二度と体が動かなくなる可能性もあるわけで。

今はまだ、そこまでする必要もないだろうと陽乃は布団の上に手を落とす

陽乃「………」

すぐそばのベッドを動かすリモコンを手に取って、上半身を起こしていく

枕を腰のあたりに下げて、支えにする

足を動かすこともできるけれど、骨が軋むような感じがする

冬場の厚い布団だったら、身動き一つ出来なかったかもしれない


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