【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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758: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/27(土) 19:06:13.52 ID:FPyLwFj9o

陽乃「とりあえず、現状について聞かせてくれる?」

歌野「そうね……簡単な説明になっちゃうけど……」

土居さん達に説明したのと同じような話になると前置きした歌野は、

今の四国の現状について、改めて陽乃に話して聞かせた。

元々は4つだった結界の御柱も、今は2つまで減少し、

すでに結界は諏訪湖の東南の一帯を守るのがやっとの状態であること

住民の規模は数十人程度と非常に少ないこと

襲撃は日に日に厳しさを増してきており

近々3つ目の御柱も破壊されてしまう恐れがあること

外部との連絡は、勇者が用いる通信設備でのみ可能であること

それもやや不安定になりつつあること

今は自給自足でどうにか生活を続けていることなど、

四国と比べて、非常に厳しい現実にあることを、歌野は話してくれた。

どうにか明るくしようという声色ではあったが、

その瞳が陰っているのを陽乃は見逃さなかった

陽乃「ならやっぱり、ここの維持は難しいのね」

歌野「ええ。みんなが協力してくれたとしても、日に日に力が衰えていっているらしいから……たぶん」

陽乃「ここで死にたいって人はいるのかしら」

歌野「必ず助かる保証があるわけじゃない。助かっても、すべてを捨てていかないといけない。それが嫌だって人は、やっぱりいるわ」

今なお生きている人の中には、

この地で、大切な人を喪い、弔っている人もいる。

どうせ死ぬなら、そんな相手の眠る場所でともに眠りたいと願うのは、

無理もない話だと歌野は思う。


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