【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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797: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/01(月) 22:47:19.06 ID:qnW33cAQo
水都「それは……」
経験はある。
勇者ではなかった水都は、
目の前で襲われる人々を助ける術を持っていなかった
逃げてくる子供を庇ったりすることはできたけれど、それだけ。
けれど、水都はバーテックスを倒すことなんて出来なかった
自分には元から力の及ばないことだと諦めがついてしまっていた
でも、陽乃は違う。
守れる力があって
それでもなお、目の前で奪われてしまったのだとしたら
それは、どんなにか……
水都はそこまで考えて、歯を食いしばる。
水都は自分の弱さを知っている
いいや、自分の弱さしか知らない
水都「………」
陽乃を見る
腕は上がらず、足も動かない
咀嚼だって辛そうで、飲み物を飲むのだって一苦労
そんな状態にならざるを得ないほどの代償を払う力を持っている陽乃はきっと、
四国の勇者が言うように値千金の力を持っているに違いない
だからこそ、守れなかった後悔は重いのかもしれない。
そんな人に、口出しできるような立場では――ない。
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