【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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812: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/02(火) 23:24:31.27 ID:3VSruPD+o
陽乃「何も知らないくせに、勝手なこと言ってくれるじゃない」
水都「っ!」
陽乃「貴女と私が同じ? 守れなかったら辛い? 優しい人? 馬鹿なこと言わないで」
手足が出せないのが辛いが、
寧ろ出せなくて良かったのではと、思う
出せてしまったら、
目の前のテーブルに置かれているものすべてを薙ぎ払っていたかもしれない
陽乃「私はね? 期待されたくないの。分かるでしょ? 手のひらを返されるのが嫌なのよ」
水都「手のひらを返されるって……」
悪い方向ではなく、いい方向に
評価が変わったのを実際に目にした水都は、
陽乃はその逆を経験したのかもしれないと……目を見開く
水都「久遠さん、もしかして」
陽乃「そうね。手のひら返しをくらったわ。自慢にもならないけどね」
水都「そんな……」
陽乃は笑っているけれど、
決して面白い話なんかではない
沢山のものを守れなかった
その結果、手のひら返しをくらったのだとしたら……それは
水都は首を振って、歌野のことを考える
歌野が率いてきた3年間
いつ死んでもおかしくなくて、覚悟をしてて
どんな辛い目に遭っても、人は必ず立ち上がれる。なんて志までも抱いて
だから、きっと。
水都「私達はそんなことしません……何があっても、戦ってくれたみんなのことを、絶対に責めたりしません」
陽乃「あなた一人のそれは、ここに住むみんなの言葉だって言えるの?」
水都「それは……」
言えない。
そんなわけがない
黙ってしまった水都を一瞥して、陽乃は小さく息をつく
そんな保証なんて、どこにもないのだ
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