【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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842: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/05(金) 20:59:50.93 ID:lJdzeDhLo

陽乃「ぅ……けほっ……」

水都「横になってください」

抱きしめながらベッドを操作して平らにし、

ゆっくりと陽乃の体を寝かしていく

口元を拭って、拭って、血に汚れた肌をきれいにする

陽乃「私……」

水都「良いんです……そんな、無理矢理に一人にならなくても」

人を殺してしまったことなんて、

ここでは言われなければ知ることなんて出来なかっただろうし、

もし四国に逃げ伸びたあとで赤の他人から言われても、信じることだってなかったと思う

だから、自分から言う必要はなかった

なのに、陽乃は自分から言って、叫んで、苦しんで。

それほどまでに人を拒もうとした

それだけ嫌な思いをしたのだと水都は思う

陽乃の希望に沿うなら、離れるべきかもしれないけれど

それではきっと、報われないだろう

――それでいいはずがない

信じてくれる人のありがたみを、水都は知っている

たった一人でも味方がいてくれることの安堵を知っている。

それを受け入れなければどうなるかを知っている。

それは、陽乃がなるべきものではないと断言できる

水都「私は絶対、久遠さんを信じますから」

水都はそう言って、

看護師が到着するまでずっと、陽乃の手を握り続けた


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