【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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866: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/07(日) 18:49:29.29 ID:jeG9ohHno
√ 2018年 8月10日目 夜:諏訪


声が聞こえる。

聞き覚えがあるのに、無いようにも感じる不思議な声

とても優しく、穏やかな……女性の声

陽乃が目を開けると、もう見ることが出来ないはずのものが見えて――目を見開く。

九尾「主様、気が付いたかや?」

陽乃「なんで……どうなって……」

傍らにいる九尾を一瞥して、体を起こす

眠る前までの気怠さはなく、喉の調子も悪くない。

身体の内側から響く痛みもなくて、むしろ……良いくらいの状態だ

しかし、陽乃が驚いたのは病室ではなく、かつて住んでいた自分の部屋にいることだ

丸亀城の寄宿舎ではなく、両親と住んでいた家

その、自室

荒らされ、焼け落ちたはずなのに。

九尾「夢のようなものじゃ。主様、現ではまともに話も出来なかろう」

陽乃「なるほど……明晰夢みたいな?」

九尾「うむ」

これも九尾の力だろうか


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