【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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940: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/12(金) 21:20:00.58 ID:MXPySprAo
今もこうして陽乃が療養できているのは、
諏訪に医療施設があり、結界で守られているからこそだ。
そうでなければ、いつバーテックスに襲われるかも分からないあの緊迫感の中で
身も心も中途半端な休息をとらなければいけなくなる
そんな状態では陽乃の体が元に戻るとは思えない。
四国に着いた後、大社に知られることなく安全に逃がすことは不可能だと言っていい
杏「でも、総攻撃で力を温存して欲しいとは言えません」
球子「総攻撃の規模にもよるけど、やばいだろうからなー。まぁ、そこはタマ達も死ぬ気で頑張るってことで」
気落ちした様子の杏の一方で、
球子は張り上げることなく、明るい声で笑う。
そうするしかないという諦めもあるのかもしれない
けれど――球子はお茶らけて見せているだけで、内心は本気のように感じられる
球子「絶対に諏訪を守る。結界の一つは壊されるかもしれないけどな……もう一つは絶対に守ってやる。だから安心して、ぶっ倒れてくれ」
杏「倒れないのが一番なのにっ」
球子「そ、そうなっても良いってはなっ――」
杏に詰め寄られて、椅子から転げ落ちる球子
鈍い音と、椅子が倒れる騒音が病室に響いたかと思えば、
すぐさま廊下をかけてくる音が聞こえて、看護師や水都達がなだれ込んできた
「お静かに願います。大きな音でも頭に響いたりすることもあるんですから。説明したように絶対安静ですし、そもそもここは病院なので……
それが守れないのであれば、いくら勇者様と言えど出入り禁止にさせていただきますからね」
看護師は陽乃に何かがあったわけではないと安堵しつつも、
お尻を押さえて蹲る球子へと、注意を叩きつけた
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